Then,

ソシャゲと同人小説についての覚え書き

畑が食い込んでるいなげやの前にある道の話

rocketnews24.com

これ。

めちゃくちゃどうでもいい話なんだけど、よく知っている場所なので気になったことをついでに調べてみた。

新座市に住んでいる人はなんとなく理解してくれると思うんだけど、新座だけでなく周辺の朝霞志木和光の道って基本的に「農道を広げた」ような道ばっかりなんですよね。
まっすぐ通ってる道はだいたいあとから作ったんだなーと察することができる感じ。

この話題になったいなげや新座野寺店はまさにそんな場所で、県道36号線*1があとから作った道なんだろうなと常々思っていた。なので、噂になっているように畑の持ち主さんが買収を拒否したとかではなく、後からできた道のせいで違和感のある状態になっているのではないだろうか。

適当に立てた仮説をいい機会だからサクッと調べてみた。椅子に座ってて分かる方法で調べてるので、本当にさっくり。

 

1.現在の地図

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出典:国土地理院

これが現在の地図。厳密には今この時ではないけど、国土地理院衛星写真の最新版を淡色地図に重ね合わせて使用している。
左上の川がロケットニュース24の記事にもあった黒目川。たどっていくと荒川に突っ込む。県道36号線は荒川にはギリギリ出会えないので、後は託した感があったりなかったり。

ちなみに、県道36号線については椅子に座ってるだけではWikipedia以上の情報は調べられなさそうだった。参考までにWikipediaのリンクを置いておく。

ja.wikipedia.org

 

2.1945年~1950年の航空写真

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出典:国土地理院

ということで、これが県道36号線が造られる前の航空写真と淡色地図を重ね合わせたもの。見づらいけど、道路以外も今とはかなり様子が違うのがわかる。

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出典:国土地理院

こちらは重ね合わせずに航空写真のみのもの。余計な文字の一時的な消し方わからんかったゆえそのままですまない。
もともと県道36号線に近い道はあったものの、やはり整備されていないと言うか正直道より黒目川のほうが驚きなんだけど。治水ってすごい……。
とりあえず、県道ができる前は脇の細い道やっぱり全部農道だったんだなということがわかってスッキリした。

この航空写真をみる限り、畑の敷地の分け方は違和感がないと言えると思う。

農地転用の難しさの話も小耳に挟んだけど、地図を見ている限りではいなげや側から畑の持ち主さんへのアプローチはなかったんじゃないかな?

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出典:国土地理院

ちなみにこれは1984年~1986年の航空写真。すでにテニスコートになっているけど、この時点でも食い込んでいる感は薄い。
いなげやが店舗の設計を考えたときに、畑側にぎりぎりまで寄せることにしたからこそ食い込んだような建物になったのだと思う。

以上。新座って物流業者ばかりのくせに生活道路が最低だよね。

*1:狭くて混むけど新座の道路事情ではマシなほう